真珠の価値判断
Pearl Story
真珠スタイルの真珠の価値判断
美しいと感じ、気に入って購入したものは、いつ見ても飽きがきません。
品物の良し悪しよりも価格を第一に考えるとどこか魅力のないものとなってしまいます。
いわゆる掘り出し物とは、良品を手ごろな価格で買えたときの事で、極端に安く買えたことではないとご理解下さい。
真珠は自然の産物ですから、年により出来、不出来があり、多少は相場感の影響で安く出ることもありうるかもしれませんが、またその逆も考えられます。消費者の誤解、混乱を避けるためにも、何より商品の品質と価格とのバランスがとれた品物を、納得のいく説明をもって流通するのが望ましいと思っております。
真珠の価値要素には「形」「キズ」「照り(光沢)」「巻き」があり、全ての価値要素を満たす完璧な一粒は相応に高額となります。真珠スタイルでは価値要素ごとに厳しく商品を評価してご案内いたします。インターネットでのご購入は手にとって、また、ご自分の“目”で確かめる事が出来ない上、どうしても何らかの目安がほしいものですよね。
『真珠スタイル』では安心してご購入して頂けるように、価値要素ごとに厳しく商品を評価する自社基準(グレード表記)を設けて表示させて頂いております。しかし、最終的に価値を決めるのは、キズや形といった段階に評価される点にこだわらず、あなたが”美しい”と感じるかどうかがポイントです。
養殖期間が長ければそれだけ真珠層も厚巻きになります。
そして何より貝に対する養殖業者のきめ細かい手のいきとどいた世話によるところが大きな要因となります。
また、真珠が大きいからと言って厚巻きとは限りません。南洋真珠のように大きな貝には大きな核が入りますが、あこや貝のように小さな貝にはそれなりの核が入れられます。よって、大きな真珠でも薄巻きの珠はあるのです。 次に説明する照り(光沢)にはこの巻きと密接な関係があります。
照りは真珠層の結晶が滑らかであるかどうかで決まります。
つまり巻きが厚くきめ細かいほど光沢や輝きが良くなってくるということです。
人の肌も角質層がきめ細かく整っていればきれいに見えるように、真珠層も結晶の欠損やゆがみがなければ透明感があり照りが良くなります。
照り感を見極める簡単な方法は真珠を目の前に近づけたとき、自分の顔がはっきり映れば映るほど真珠層がきめ細かく照りの良い証拠というわけです。
しかし、真円以外にも'天使の涙'と呼ばれるドロップ型の珠で、真円と同様に価値の高いものもありますので一概にはいえません。
真珠は生き物である貝が生み出したものですので自然が生み出した形を楽しむことをお勧めします。
真珠は生き物が生み出した宝石ゆえに多少のくぼみはあるのは自然なことなのです。
私たちはこれを'真珠のえくぼ'などといい、形と同様ひとつの個性として捉えています。
しかし大粒なだけで照り(光沢)のない真珠は美しくありません。
また大きくても真珠層の巻きが薄いと価値は低いといえます。
ホワイトでもピンク系、クリーム系、グリーン系、ゴールド系、ブルー系。ブラックでもブルー系、グリーン系のものなどさまざまな色があります。
一概にどの色が高品質であるとはいいきれませんが、最近はベーシックなホワイト系・ピンク系の他、オレンジやパープル系、または人気のショコラ色など個性的な色も人気があります。
真珠はそれぞれに真珠特有の干渉色が加わり虹のように複色に発色する珠ほど価値が高くなります。貝の種類によって色の出方も変わりますが、良し悪しはどちらかというと人それぞれ好みの問題になりますね。